大きく4種類に分類される介護施設でのレクリエーション

介護の現場で行われているレクリエーションにはいろいろな種類があり、大きく分けると4種類が挙げられます。まず、頭を使うレクリエーションは、計算や漢字、ことわざなど、高齢者の方に親しみのある言葉を使用したゲームです。これらのレクリエーションは脳を刺激するだけでなく、思考や判断も要しますので、認知症予防にもつながると考えられています。

次に、体を使用したレクリエーションが挙げられます。適度に体を動かすことで気持ちが明るくなり、食事もおいしく食べられるようになり、夜の睡眠も快適になります。高齢者は一人ひとりで体の状態が違いますので、その人に合ったペースで進めます。具体的には、手足を軽く動かす運動や、簡単なダンスなどがあります。

他には、手や指先を使用して創作活動をするレクリエーションもあります。これは、折り紙やハサミなどを使用して、手を動かし簡単なものづくりを行うことが多いです。手を動かすことで、脳にも良い刺激が行き届くといわれます。

音楽鑑賞やちょっとした外出など、リフレッシュやリラックス効果が期待できるリクレーションもあります。他人との接触が多い介護施設などでは、精神的ストレスを感じる方もいます。そんな時、レクリエーションを通して、ストレスを解消したり緊張を和らげたりすることができます。

このような4種類の性質の違うレクリエーションを上手に組み合わせながら、体や心の負担にならないよう無理のないペースで、皆が楽しめる内容を考えることが大切です。ここで紹介した以外にもさまざまなレクリエーションの種類があるので、調べていくほどに面白みが増すでしょう。